チベット死者の書 NEW

パンチェン・ラマ一世ロサン・チューキ・ギェルツェン大師が説いた『中有隘路の救度祈願』という短いテキストをもとに、人間の死と中有と再生のプロセスについて学びます。このテキストは、まず「ラムリム」などに基づいて死の無常を説き、続いて『倶舎論』などに基づいて人の死の過程を示し、最後は無上瑜伽タントラに基づいて微細な心身の次元を明かしています。それらを総合して、望ましい臨終を迎えるための心の準備として、平易な実践法を提示するというのが目的です。

本コースでは、この『中有隘路の救度祈願』と、ニンマ派の「死者の書」として有名な『パルト・トゥードゥル』を比較対照しながら、チベット仏教の死生観を多角的に検証してゆきたいと思います。

この秋、新規開講! 「チベット死者の書を通じて、仏教の死生観を学びたい」という方に、特にお奨めのコースです!!

参考図書『ダライ・ラマ 死と向き合う智慧』(地湧社)、『原典訳 チベットの死者の書』(ちくま学芸文庫)。

担当 ガワン・ウースン・ゴンタ
会場 第2会場
受講料 36,000円/6箇月
日時 木曜 午後6時30分〜8時 10月21日開講 6箇月コース(H23.3月末まで)