本当の仏教が、ここにある!! 日本語で学び実践できるチベット仏教 充実の新コースがこの秋から始まります

お釈迦様から八大祖師を経て伝えられたインド直系の仏教…。 その瞑想は、実に奥が深く、極めて神秘的な世界です。 そうしたチベット仏教の極意を、ポタラ・カレッジで皆様が学ばれるという、 これ以上に幸せなことはないと思います。 (宮坂宥勝先生;本会設立大法要での御祝辞より)

 

「ポタラ・カレッジ」は、ダライ・ラマ法王直系の正統なチベット仏教を日本国内で本格的に学び実践するため、 その拠点として設立された団体です。ポタラ・カレッジの仏教や語学の定期講習会は、初心者にも分かりやすく、 しかも本物志向の内容で、多くの皆様から高い評価をいただいております。

この秋からは、「チベット仏教入門(通信受講併用コース)」、「般若心経の解説」、「チベット死者の書」、「真言道次第広論−無上瑜伽二次第」、「菩薩戒の解説(通信受講専用コース)」など、充実した本格的な内容の新コースが開講されます。全く初めての方を対象とする「チベット語入門」も始まります。 関西では、これまでの京都教室に代わって「大阪教室」がスタートします。

チベット仏教は、まさに人類の英知を結集した、世界最高水準の仏教です。その第一の特色は、 インド仏教の本流を全て受け継ぎ、今日まで守り伝えているという点でしょう。中でも、最高の思想哲学である 中観帰謬論証派、そして最奥義の実践修行である無上瑜伽タントラなど、中国や日本へほとんど伝わっていない 珠玉の教えの数々は、チベット仏教の特筆すべき魅力となっています。

仏教の中には、小乗と大乗、顕教と密教など、様々な区別があります。チベット仏教の偉大な祖師 たちは、それらの全てを総合し、「道次第」(ラムリム)という完全無欠な一大体系にまとめあげました。 これは、膨大な量の仏典の心髄を巧みに凝縮し、教理の整合性を確保しながら実践の指針を提示したもので、 チベット仏教が誇るべき特色の一つといえるでしょう。

「ラムリム」に説かれている教えの中でも、全ての生き物に対する慈悲を深め、自らの心を少しづつ 向上させて仏の覚りの境地を目指すことは、実践修行の眼目となるものです。また、あらゆる存在の真実の在り方 −空性と縁起−を正しく理解することは、仏教哲学の中心課題となるものです。そして、一切衆生を救済するため、 仏陀の境地へ至る道を速やかに進む方法として、最も深遠な教えである密教の修行に入るのです。

チベット仏教は、徹底した論理性と高度な哲学、慈悲と利他行の実践、平易な修道体系、心身の深層に働きかける 瞑想修行などを兼ね備え、絶妙なバランスを保ちながら絢爛たる宗教世界を展開させています。人間として生きる ことの意味を自問するとき、現代社会の抱える難問や矛盾に行き詰まりを感じたとき、いずれ避けられない死の 存在を意識したとき …。そのような事態に直面しても、チベット仏教の世界へ足を踏み入れて「ラムリム」を 頼りに歩み始めるなら、一筋の光明とともに進むべき道は見えてくるのです。

こうした点からも分かるように、チベット仏教の本質は、決してチベット人固有のものではなく、広い普遍性 を有しています。チベット仏教の教えは、人類の全てに開かれた貴重な財産です。世界の各地で、この素晴らしい 教えに関心を寄せる人々が、自らそれを学んで実践してゆくことにより、チベット仏教は人種や民族や文化の枠を 越え、「人間の心を向上させる」という本来の使命を果たすのです。

ポタラ・カレッジでは、こうした基本認識のもと、人類の至宝とういうべきチベット仏教を日本の地で正しく 伝えるため、ここに紹介する定期講習を実施しております。

 

◎ 新制度「通信受講」について
これまで定期講習に参加できなかった遠方の方、お忙しい方に配慮し、この秋から通信受講を 正式に始めることになりました。通信受講は、授業の録音を、原則2週間に1回送付(または手 渡し)するものです。録音メディアは、CD-RW、MD、カセットテープ、或はICレコーダや USBメモリを受け渡しする方法などがあります。費用は、通常の受講費に、録音メディアの 実費が加算されます(ICレコーダやUSBメモリ等の場合は、各自で御用意いただきます)。また 郵送の場合は、宛名を記載し、必要な切手を貼付した封筒を用意していただきます。 ポタラ・カレッジの通信受講は、録音の提供だけに終わってしまわないようにするため、受講者 からの質問をEメールや郵便等で受け付けます。回答は、授業の中で行ないます(文書による 回答は行ないません)。また「併用コース」の場合は、通信受講の方でも、都合がつけば授業に 出席できます。「専用コース」は、半年間に2回程度、スクーリング(実際の授業)を行ない ます。今回は、「チベット仏教入門」(3ページ参照)が併用コース、「菩薩戒の解説」(8ページ 参照)が専用コースとなります。

 

以下の会場で定期講習会を開催しております。