チベットの般若心経
日本でも馴染み深い『般若心経』を教材にして、仏教を本格的に学ぶために必要な用語の意味を詳しく解説し、併せて中観哲学を考察しながら空性と縁起、勝義諦と世俗諦、それらを認識する心などについて検討を加えます。
この春からは、有名な「色即是空」以下の経文に沿って、五蘊・十二処・十八界や十二縁起・四諦などのテーマを、中観の二諦論を通じて考察してゆきます。そして、「般若波羅蜜」つまり菩薩の智慧の修行の完成という枠組みから、「無智亦無得…」以下の最も難解な部分を解明してみたいと思います。こうした点を深く学ぶことは、密教の修行を本格的に実践するためにも、必要不可欠な要素となります。
講師の共著書『チベットの般若心経』を、テキストとして使用します。
担当 | 齋藤保高 |
会場 | 第2会場 |
受講料 |
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日時 | 土曜 午後1時30分〜3時 4月26日開講 H20.9月末まで |