秘密集会に合わせた密教の地と道
『ゲルク派版 チベット死者の書』の原著者として有名なヤンチェン・ガロが説いた『秘密集会に合わせた密教の地と道の解説』を読みながら、無上瑜伽タントラ二次第を中心とする密教の修道論を学びます。『チベット死者の書』が「秘密集会」に合わせた基体位の解説であるのに対し、これは道位の解説と位置づけられるテキストです。その中では、大乗一般の五道・十地と比較検討しながら、密教の各段階で何を修行すべきかを明らかにしています。
ポタラ・カレッジ十周年記念行事のため来日された第百二世ガンデン座主猊下も、ゲルク派密教の本格的な学修入門書として、このテキストを強く勧めておられました。ギュメー寺やギュトゥー寺で詳細に学修する中心課題の流れを、これによって大まかに概観できるからです。
本コースでは、テキストの内容を日本語で分かりやすく説明するので、チベット語を学んでいない方でも安心して受講できます。また、チベット語を学んでいる方ならば、密教典籍独特の用語や表現を勉強できるでしょう。
「ゲルク派密教を本格的に学修したい」という方にお奨めです!
* 本コースは、無上瑜伽タントラの灌頂を受けている方のみ受講できます。
担当 | 齋藤保高 |
会場 | 第2会場 |
受講料 | 36,000円/6箇月 |
日時 | 土曜 午後1時30分〜3時 4月24日開講 6箇月コース(H22.9月末まで) |