チベット仏教四大宗派の特色−トゥカン宗義書
トゥカン・チューキ・ニマの『一切宗義・善説水晶鏡』を読みながら、ニンマ、カギュー、サキャ、ゲルクの「四大宗派」を中心に、チベット仏教各派の教理・実践の特色を学びます。チベット仏教の世界では、様々な「宗義書」知られていますが、それらの多くはインド仏教四学派の見解を比較考察した内容となっています。それに対し、このトゥカンの「宗義書」は、チベットの各宗派の相伝や 教義に重点を置いている点が大きな特徴となっています。そのためこのテキストは、日本の東洋文庫で チベット学の研究者たちによって早くから和訳・研究が試みられ、多くの成果が蓄積されています。
本コースでは、こうした点を踏まえつつ、まずトゥカン「宗義書」の所説を明らかにしたうえで、その内容に疑義や反証がある部分は、様々な角度から論議を深めてゆきたいと思います。
この春新規開講! チベット仏教各派の教えを探求したい方へ、特にお奨めです!!
参考図書は、「西蔵仏教宗義研究」シリーズ(東洋文庫)。授業では、プリントを用意します。
担当 | ガワン・ウースン・ゴンタ |
会場 | 第2会場 |
受講料 | 36,000円/6箇月 |
日時 | 土曜 午後3時15分〜4時45分 4月25日開講 6箇月コース(H21.9月末まで) |