チベットの般若心経−五道・十地の修道論
日本でも馴染み深い『般若心経』を教材にして、仏教を本格的に学ぶために必要な用語の意味を詳しく解説し、併せて中観哲学を学びながら空性と縁起、勝義諦と世俗諦、それらを認識する心などについて考察を加えます。
この秋からは、『般若心経』の行間に隠された意味として、五道と十地の修道論を学びます。これは、大乗仏教の修行の段階を、発菩提心、空性の推論理解の確立、空性の直感理解の確立、 煩悩の断滅、仏陀の境地の達成という側面から分析・整理してゆくもので、遠大な修行の道筋が手に取るように見えてきます。こうした点を深く学ぶことは、密教の修行を本格的に実践するためにも、必要不可欠な要素となります。
講師の共著書『チベットの般若心経』第4章を、テキストとして使用します。
担当 | 齋藤保高 |
会場 | 第2会場 |
受講料 |
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日時 | 土曜 午後1時30分〜3時 10月25日開講 H21.3月末まで |