ラムリム・チュンワ−教理と実践の体系

「ラムリム」とは、仏教の膨大な経典や論書の教えを矛盾なく整理・再構成し、教理の体系と実践の指針を提示するものです。中興の祖師アティーシャ以来、チベット仏教の主流をなし、ゲルク派宗祖ツォンカパ大師によって集大成されました。

本コースでは、ツォンカパの『ラムリム・チュンワ(菩提道次第略論)』に基づきながら、その教えを順に解説してゆきます。『ラムリム・チュンワ』は、広範な引用や複雑な論議を省きつつも、「ラムリム」の要点を全て網羅しているので、教材として最も適したものといえるでしょう。

この秋からは、四諦や出離など小乗(中士)の実践を学んでから、いよいよ大乗仏教(上士)の実践の核心となる菩提心の解説に入ります。これは、「ラムリム」の中でもハイライトとなる最重要箇所です。それゆえ、新規開講ではありませんが、今からの御参加でも十分に「ラムリム」の心髄に触れることができるでしょう。チベット仏教を体系的に学びたい方には、お奨めのコースです!

担当 クンチョック・シタル
会場 東京センター
受講料 36,000円/6箇月
日時 木曜 午後6時30分〜8時 10月25日開講 6箇月コース(H20.3月末まで)