ツォンカパ大師の「中論注」を読む
中観哲学の根本聖典であるナーガールジュナ(龍樹)の『中論』に対する、チベット仏教随一の大学噌ツォンカパによる注釈『根本中論大注・正理海(ツァシェー・ティクチェン)』を、チベット語で講読します。
『ツァシェー・ティクチェン』は、内容面でそれほど論議に深入りしすぎていないし、表現も較的平易なので、チベット語の仏教典籍を読み解く訓練にも適した教材です。
本コースでは、語学的な要素ばかりでなく、『中論』そのものや、ツォンカパ大師の中観思想も、できるだけ詳しく学べるようにしたいと思います。今回は、『中論』第一章の「四種の生起の否定」から始まります。これは、「法無我」を決択する論理として、極めて重要なものです。
* 本コースは、原則としてチベット語の基礎知識がある受講者(ポタラ・カレッジの語学コース1〜2年修了程度以上)を対象とします。
担当 | クンチョック・シタル |
会場 | 東京センター |
受講料 | 42,000円/6箇月 |
日時 | 土曜 午前11時〜12時30分 10月20日開講 6箇月コース(H20.3月末まで) |