チベットの般若心経
日本でも馴染み深い『般若心経』を教材にして、仏教を本格的に学ぶために必要な用語の意味を詳しく解説し、併せて中観哲学を考察しながら空性と縁起、勝義諦と世俗諦、それらを認識する心などについて検討を加えます。
例えば、「五蘊皆空」という経文は、チベット訳では「五蘊は自性が空である」となります。この経文の意味を本当に理解するためには、「五蘊とは何か?」、「自性とは何か?」、「空とは何か?」を正しく知らなければなりません。そして、この三者を実践的に正しく理解するためには、それらを認識する智慧の在り方や段階、そのような智慧を得る方法も知る必要があります。こうした点を深く学んでゆくことは、密教の修行を本格的に実践するためにも、必要不可欠な要素となります。
講師の共著書『チベットの般若心経』を、テキストとして使用します。
担当 | 齋藤保高 |
会場 | 第2会場 |
受講料 |
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日時 | 土曜 午後1時30分〜3時 10月20日開講 H20.3月末まで |