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デプン寺の指導的立場にあった高僧の多くは、ダライ・ラマ法王の後を追って亡命し、インド南部のカルナタカ州ムンゴットのチベット人難民入植地で僧院の再建を果たしました。今やチベット仏教の本流は、中国施政下のチベット本土ではなく、インドの亡命チベット人社会にあります。そして、再建されたデプン寺は、その中心的な役割りを担っているのです。 ロセルリン学堂は、デプン寺の主要学堂の一つです。再建された同学堂は、現在のチベット仏教界を支える名僧の多くを擁し、学問と修行の場として大変な活況を呈しています。チャンパ・リンポチェ師をはじめ、今回来日する僧侶たちは、このロセルリン学堂の所属です。また、ポタラ・カレッジ(チベット仏教普及協会)会長のゲシェー・ソナム・ギャルツェンも、同学堂で仏教哲学博士の学位を取得しています。
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