会員・受講生各位
チベット仏教普及協会顧問
拝啓 早春の候、益々御清祥のこととお慶び申し上げます。 皆様が、日頃からチベットの素晴らしい仏教や文化を学び実践されていることに対し、心より敬意を表したいと存じます。 さて、チベットの政教両面の最高指導者であるダライ・ラマ14世法王猊下がインドへ亡命なさってから、すでに40年の歳月が経過しようとしております。1959年3月10日にラサの都で発生した「チベット民族蜂起」を契機として、法王猊下が亡命という苦渋の決断をせざるを得ない状況へ追い込まれた点は、皆様もよく御存知のとおりです。 そこで私どもは、このたび右記の要領で、「チベット民族蜂起40周年記念集会」を開催することになりました。これは、私が代表を務める「チベット支援団体連絡会」が主催し、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所が協力する形で行われるものです。 この集会の目的は、中国支配下のチベット本土に真の自由と平和をもたらし、また彼の地で消滅の危機に瀕している宗教と文化の伝統を守ることについて、世界各地の思いを同じくする人々と連帯しつつ、その必要性を広く社会に訴えることです。それによって、チベット問題の早期平和解決に御尽力なさっている法王猊下のお立場を、側面から強力に支持してゆきたいと考えております。 もとより、チベット仏教普及協会(ポタラ・カレッジ)は、純然たる仏教・文化団体です。今回の「チベット民族蜂起40周年記念集会」は、同協会が主催する行事というわけではありません。 けれども、チベットの宗教や文化をこよなく愛する皆様が、個人個人のお立場で前述の趣旨に御理解と御賛同をいただけるようでしたら、是非とも積極的な御参加をお願いしたいと存じます。この集会は、どなだでも安心してお気軽に御参加いただけますので、御家族や御知人の方々へも、可能な範囲でお声をかけていただければ幸甚です。 以上の件につきまして、チベット支援団体連絡会代表、及びチベット仏教普及協会顧問という立場から、同協会会員・受講生の皆様へ御案内かたがたお願い申し上げる次第です。
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