インドの聖者シャーンティデーヴァ(寂天)が説いた『入菩薩行論』は、大乗仏教思想に基づく菩薩の実践を絶妙な韻律で綴り、修行者に真実の感動と勇気を与えてくれる論書です。チベットでは、僧院教育はもとより、在家信者のための教えとしても、この聖典を大変に重視しています。自己中心的な心を菩薩の利他心へ転換する秘訣「ロジョン」の伝統も、『入菩薩行論』の教説がもとになっています。
しかしその『入菩薩行論』も、教えの起源を辿れば、当然のことながら釈尊の諸経典にゆきあたります。シャーンティデーヴァのもう一つの論書『大乗集菩薩学論』は、経典をふんだんに引用しながら菩薩行を説く点に特徴があります。それゆえ、この両論書を併行して紐解くならば、経典の根拠を確認しつつ、菩提心や六波羅蜜など大乗仏教の核心に迫ることができるでしょう。
本集中講座では、こうした点を念頭に置き、要点を整理して平易な説明を心がけたいと思います。
講師の共訳書『チベット仏教・菩薩行を生きる』をテキストに用います。
2008年5月3日(土・祝)〜6日(火・振休)
午前11時〜午後5時 (途中、1時間の昼休みを設けます。)
|
ゲシェー・ソナム・ギャルツェン(本会会長・主任講師) |
正会員・賛助会員19,000円/準会員23,000円/一般25,000円(2日間) |
どなたでも御参加いただけます(要予約) |
チベット仏教普及協会<ポタラ・カレッジ>東京センター
会場への行き方はこちら
|
Eメールにて申し込むこともできます。
また、郵送、ファックス、電話でも結構です。
参加御希望の方はこちら |
|