2007年早春の密教特別伝授

大阿闍梨チャンパ・リンポチェ師による
チベット密教の伝授
 
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このたびチベット仏教普及協会(ポタラ・カレッジ)では、チベット仏教ゲルク派大本山デプン寺ロセルリン学堂の高僧で事相の大家として名高いチャンパ・リンポチェ師をお招きし、平成19年2月1日から13日にかけて、密教の灌頂などを授けていただくことになりました。

今回は、無上瑜伽タントラに基づくターラーの秘法「チッタマニ」の灌頂を実施します。また、初心者向の内容としては、「四臂観自在の許可灌頂」や「阿弥陀仏の長寿灌頂」などもあります。

いずれも貴重な内容のものばかりです。信心と求法心の堅固な方は、「生きとし生けるもの全てのため、速やかに仏陀の覚りを得たい」という正しい動機を確立し、この得難く貴重な機会を有意義に生かしてください!

2007/2/1(木)夜 前行御法話
2007/2/6(火)夜 四臂観自在の許可灌頂
2007/2/7(水) PM チッタマニターラーの灌頂
2007/2/13(火)朝 阿弥陀仏の長寿灌頂

前行御法話

【一般向の内容です】
日時
2007年2月1日(木)午後6時30分〜8時30分

受法費
受法費:正会員・賛助会員3,000円/準会員3,500円/一般4,000円

内容
密教の伝授を受けて修行するためには、その基盤として仏教一般と大乗仏教をよく学び、正しく理解し、そのうえで堅固な信心と殊勝な動機を確立しなければなりません。その眼目となるのが、「生きとし生けるもの全てのため、速やかに仏陀の覚りを得たい」という菩提心です。この菩提心を発して育むためには、利己的な心の在り方を、菩薩の利他心へ転換してゆく必要があります。
今回の「前行御法話」では、「ラムリム」や「ロジョン」の教えの要点を通じ、菩提心について分かりやすく説明します。大阿闍梨の加持力を伴ってその中身を受持すれば、密教の伝授を受けるのに相応しい心の状態を速やかに実現することができるでしょう。
※ 灌頂を受法する方は、なるべくこの御法話を聴聞してください。灌頂を受けない方でも、御法話だけ参加することができます。

会場
チベット仏教普及協会<ポタラ・カレッジ>東京センター

四臂観自在の許可灌頂

【一般向の内容です】
日時
2007年2月6日(火)午後6時〜8時30分

受法費
受法費:正会員・賛助会員8,000円/準会員9,000円/一般11,000円

内容
観自在(観世音)は、仏陀の大慈悲の具現者として、チベットで最も信仰を集めている本尊です。私たちも、大乗仏教の道を目指すなら、観自在菩薩を自らの理想像として修行しなければなりません。
今回の許可灌頂は、所作タントラの儀軌に基づき、四臂の観自在(六字観音)と仏縁を結んで加持を授かるという趣旨です。慈悲の心を育み、利他行を実践し、一切衆生のたるに菩提を求める…。そう心した大乗の道を速疾に歩むため、密教の入門として、観自在の許可灌頂を受けておくことは非常に大切です。なお、今回の一連の灌頂の中で、これは比較的一般向の内容です。まじめな信心さえあれば−予備知識や経験の有無を問わず−どなたでも受法できます。
◎ 御注意 所作タントラの許可灌頂なので、当日朝から許可灌頂終了時まで、肉・魚介類・卵・ニンニク・長ネギは口にしないでください(乳製品は可)。

会場
チベット仏教普及協会<ポタラ・カレッジ>東京センター

チッタマニ・ターラーの灌頂

日時
2007年2月7日(水)午後6時〜9時

受法費
受法費:正会員・賛助会員10,000円/準会員11,500円/一般14,000円

内容
ターラー(救度仏母)は、諸仏の事業を体現する女尊であり、観自在とともにチベット仏教圏で絶大な信仰を集めています。「諸仏の事業」とは、仏が広大無辺な慈悲で一切衆生を救おうと様々な手だてを講じることであり、そうした仏陀の救済活動自体が美しい女尊の姿となって現われたものこそ、ターラーにほかなりません。それゆえ、ターラーを本尊として拝めば−仏道修行の成就から現世利益に至るまで−様々な願望が速やかに叶うといいます。
今回の灌頂「チッタマニ・ターラー」は、無上瑜伽タントラに基づいた非常に稀有な秘法で、普通はごく少人数の弟子へ厳重に秘匿して授けられるものです。灌頂の中身は、チャクラや脉管を克明に観想する瑜伽を伴った、極めて深遠で高度なものです。短時間で一気に核心的な内容へ入ってゆく法儀なので、受法希望者はあらかじめ正しい心構えを確立し、できれば無上瑜伽タントラの基礎理論を予習しておいてください。

会場
チベット仏教普及協会<ポタラ・カレッジ>東京センター

阿弥陀仏(無量寿)の長寿灌頂

【一般向の内容です】
日時
2007年2月13日(火)午前9時〜10時

受法費
受法費:正会員・賛助会員8,000円/準会員9,000円/一般11,000円 【一般向の内容です】

内容
長寿の本尊である無量寿(阿弥陀仏)と仏縁を結び、幸せで有意義な人生を実現するための法儀です。私たちが人間として生まれ、仏陀の教えと出会い、中でも稀有な密教を受法して修行することができるというのは、極めて得難い貴重な機会です。そのように大切なこの一生を、悔いの残る形で終わらせてしまわないためにも、できるだけ長寿を祈り、これからの人生を有意義に過ごすことが肝要です。
チベット密教の秘法で長寿の条件を揃えるという、この素晴らしい法儀に、多くの皆様がお誘い合わせのうえ御参加いただければ幸いです。
なおこの長寿灌頂は、今回の一連のプログラムの中で、最も一般向のものであり、まじめな信心さえあれば−予備知識や経験の有無を問わず−どなたでも受法できます。

会場
チベット仏教普及協会<ポタラ・カレッジ>東京センター

大阿闍梨チャンパ・リンポチェ師の略歴

1936年、チベット本土カム地方に生まれる。3歳で転生活仏と認定され、仏門に入る。15歳のとき、仏教の蘊奥を窮めるためにラサの都へ赴き、ゲルク派の大本山デプン寺ロセルリン学堂に入門。仏教論理学、般若学、中観学、阿毘達磨、律学などを学ぶ。
1959年、ダライ・ラマ14世法王の後を慕ってインドへ亡命。南インドのカルナタカ州ムンゴットに再建されたデプン寺ロセルリン学堂で学問と修行を深め、1978年に「ゲシェー・ララムパ」という最高位の仏教哲学博士号を取得。ダライ・ラマ法王の師僧にあたる先代リン・リンポチェ大師に仕える傍ら、インドとネパールの亡命チベット人社会を巡錫し、灌頂や修法を通じて人々の教化と救済活動に尽力する。今日のチベット仏教界にあって、数少ない密教事相の大家として有名。
1999年5月、チベット仏教普及協会の招聘により来日し、「ポタラ・カレッジ−チベット密教芸術祭」を指導・監督。2000年11〜12月、'03年3〜4月、'05年3〜4月にも本会の招聘で来日し、ヤマーンタカ十三尊と一尊の大灌頂や成就法伝授、護摩行法伝授、秘密集会の大灌頂と成就法伝授、金剛瑜伽女の加持灌頂と成就法伝授、チッタマニターラーの灌頂などを、東京センター、京都随心院、広島教室で厳修。深遠な内容に踏み込んだ解説を交えつつ、受者を密教の心髄へ優しく巧みに導く法儀の進め方は、長年の実践経験をもつ大阿闍梨ならではもの。

密教伝授受法の注意事項

1.灌頂は、チベット密教の中でも最も重要かつ神聖な宗教儀式です。その点を御配慮のうえ、まじめな信心と正しい動機に基づいて受法してください。阿闍梨に対しては敬意をもって接するよう、常に心がけてください。

2.事前のお申し込みなしでの御参加は、堅くお断り致します。必ず予約が必要です。

3.遅刻しないよう、気をつけてください。特に、灌頂での遅刻が習慣化している方は、是非改めてください。

4.御自分がお座りになるための座具(小さめの座布団など)を御持参ください。大きな座布団は、広さに限りある会場で大きなスペースを占有し、他の方々の迷惑となるので御遠慮ください。

5.狭い場所に長く座るので、楽な服装でおいでください。大きな荷物は、受付にお預け願います。

6.会場内でのビデオ撮影は、御遠慮ください。許可灌頂法儀中は、写真撮影と録音もしないでください。

●今回の伝授は、全てチベット語で行ないます。ポタラ・カレッジ主任講師のクンチョック・シタル師が、日本語への通訳を担当します。英語による通訳はありませんので、あらかじめ御承知ください。

受法申込方法

灌頂や法話などの受法を御希望の方は、A、Bいずれかの方法でお申し込みください。

A.ポタラ・カレッジ東京センターの窓口

備えつけの「受法申込書」に御記入のうえ、所定の受法費を添えてお申し込みください。 原則毎日午後1時から7時まで受け付けます(月曜は休み)

B.電話による仮予約と振込

1.まずポタラ・カレッジ東京センター(TEL.03-3251-4090)へ、電話でお申し込みください。 原則毎日午後1時から7時まで受け付けます(月曜は休み) その際、貴方の御氏名、電話番号、会員区分、受法を希望する日をはっきりお伝えください。当方で予約状況を調べ、空きがあればその段階で仮予約となります。

2.電話による仮予約の後、所定の受法費を御送金ください。仮予約の翌日から起算して6日以内(当該の灌頂・法話の前日まで6日に満たないときは、灌頂・法話の前日まで)に入金を確認できない場合、仮予約は無効となります。入金確認の通知は特に差し上げませんので、金融機関の領収書等を保存しておいてください。裏面の「受法申込書」は、お早めに東京センターへ郵送・ファクス等で御提出願います。

送金先
受付は終了しました。

御注意
1.仮予約は、必ず電話でお願いします。ファクス、郵便、Eメールでは、予約状況を即答できません。
2.必ず仮予約してから御送金ください。既に満員となっている場合もあり得ます。
3.御送金は、銀行振込(電信扱)を御利用ください。それが困難な場合は、現金書留でお願いします。
4.ATMを御利用の場合、貴方の御氏名を入力すべき箇所で「ポタラ・カレッジ」の名称を誤まって入力なさる方が相当数おられます。御送金者の判別ができませんので、十分御注意ください。
5.一旦納付された受法費は、御本人の都合で参加できなくなっても返却致しません。満員になった段階で、受け付けを締め切らせていただきます。
★ 会費が未納となっている場合は、会員としての取扱いができませんので、至急納付してください。

 
 
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