密教経典を内容の段階別に分類すると、所作・行・瑜伽・無上瑜伽の「四部タントラ」になります。これらの中で最も高度な無上瑜伽タントラの実践的な流れは、チベット仏教にしか伝わっていません。私たちが本格的にチベット密教を修行する場合も、主にはこの無上瑜伽タントラを中心に学修することになると思います。
しかし、無上瑜伽タントラの本当の素晴らしさは、「四部タントラ」全体の枠組みを正しく把握し、下位のタントラとの比較を通じてこそ、初めて明確に実感できるものです。
本講演では、ツォンカパ大師の『真言道次第論(ガクリム・チェンモ)』などに準拠しつつ、できるだけ平易に「四部タントラ」の密教体系を解説したいと考えています。
※ 講師執筆の「チベットにおける四種タントラの認識」(『シリーズ密教2・チベット密教』立川・頼富編、春秋社刊、第一部 第6章)を参考資料に用います。
2006年3月21日(火・祝)
午前11時〜午後5時 (途中、1時間の昼休みを設けます。)
|
クンチョック・シタル(本会副会長・主任講師) |
正会員・賛助会員4,500円/準会員5,000円/一般6,000円 |
どなたでも御参加いただけます(要予約) |
チベット仏教普及協会<ポタラ・カレッジ>東京センター
会場への行き方はこちら
|
Eメールにて申し込むこともできます。
また、郵送、ファックス、電話でも結構です。
参加御希望の方はこちら |
|