お釈迦様の真意が最も直接に説かれた経典は、顕教の面では『般若経』であり、その空と縁起の教えを後世に詳しく解釈する・・・とお釈迦様自身によって予言されたのが、大祖師ナーガールジュナ(龍樹)です。そのナーガールジュナの主著で、中観派の思想哲学の根本聖典となっているのが、『根本中論頌』にほかなりません。
今年の夏季集中講座では、この『根本中論頌』の中でも特に重要な教えとして、縁起を説く第一章と無我を説く第十八章を取りあげ、できるだけ平易に解説します。
『根本中論頌』の教えは、様々な立場で解釈されていますが、本講座ではチベットの伝統教学で最高の見解と位置づけられる中観帰謬論証派の学説に基づき、大論師チャンドラキールティ(月称)の『浄明句論(プラサンナーパダ)』やツォンカパ大師の『正理大海(ツァシェー・ティクチェン)』に準拠して説明したいと思います。
(参考図書:奥住毅『中論註釈書の研究』大蔵出版、本多恵『チャンドラキールティ中論註和訳』国書刊行会など)
2005年8月13日(土)〜15日(月)
両日とも午前11時〜午後5時(途中、1時間の昼休みを設けます。)
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クンチョック・シタル(本会副会長・主任講師) |
正会員・賛助会員13,000円/準会員15,000円/一般18,000円 (3日間) |
どなたでも御参加いただけます(要予約) |
チベット仏教普及協会<ポタラ・カレッジ>東京センター
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また、郵送、ファックス、電話でも結構です。
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