1.チベット仏教の死生観(「チベットの死者の書」の本当の意味)
2004年12月6日(月) 午前10時30分 - 12時30分
人間の死のプロセス、死後の存在である中有(パルト)の在り方、そして来世へ転生する仕組みを、一般的仏教哲学と無上瑜伽タントラの両面から、できるだけ分かりやすく説明します。そのうえで、こうした死生観を仏教の実践に応用する方法を、幾つかのレベルに分けて考えてみましょう。
テキスト : 『チベット密教 修行の設計図』(斎藤/春秋社)第3章
参考図書 : 『ゲルク派版 チベット死者の書』(平岡訳/学研)
『ダライ・ラマ 死と向きあう智慧』(ハーディング訳/地湧社)
※ 本講習は、以前NHKのテレビ番組で有名になった『聴聞の解脱』(いわゆるニンマ派版「チベットの死者の書」を直接解説するものではありません。
2.「般若心経」とチベット仏教の修道論
2004年12月6日(月) 午後1時30分 - 3時30分
チベット仏教の伝統教学では、『般若心経』の行間に隠された意味として、菩薩の修行の段階を読み取ります。本講義は、仏陀という究極の覚りを目指して向上する大乗仏教の道筋を、「色即是空、空即是色」の理解と関連させつつ概観してみましょう。
テキスト : 『チベットの般若心経』(ソナム、クンチョック、斎藤/春秋社)第4章
宗祖ツォンカパ大師御縁日の法要と質疑応答
2004年12月6日(月) 午後3時45分 - 4時45分
チベット仏教の最大宗派であるゲルク派の宗祖ツォンカパ大師が入滅なさった御縁日(チベット暦10月25日「ガンデン・ガチュー」;今年の場合新暦12月7日)に因み、大師の御恩に感謝を捧げて仏縁を深めるため、 「ガンデン・ラギャマのグルヨーガ」を皆さんとともにお勤めしたいと思います。
経本 : 『実践・チベット仏教入門』(クンチョック、ソナム、斎藤/春秋社)第4章
講師 |
斎藤保高(本会事務局長、兼講師) |
受講費 |
2500円/1科目(法要と質議は無料) |
参加資格 |
どなたでも御参加いただけます(予約不要) |
会場 |
応時山真光寺 広島市中区十日市町2丁目1-27(城南通り沿い)
寺町電停より東へ徒歩2分、JR横川駅より南へ徒歩15分。
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