チベット仏教中興の祖師アティーシャがお説きになった『菩提道灯論』は、「道次第(ラムリム)」思想の範となる聖典で、以後のチベット仏教の主潮流を決定づける役割りを果たしたものです。
ツォンカパ大師は、この『菩提道灯論』をもとにして、教理・実践体系の集大成となる『菩提道次第論(チャンチュプ・ラムリム)』と『真言道次第論(ガクリム)』を著作なさっています。それゆえ、今日のゲルク派に脈々と受け継がれている顕教と密教を併修する路線の源流は、『菩提道灯論』にあるわけです。
本講演では、『菩提道灯論』の根本頌を概観し、その特色を平易に解説するとともに、『菩提道次第論』との比較検討を試みてみたいと思います。
- 日時
- 2003年9月23日(火・祝)
午前11時〜午後5時(途中1時間昼休みを設けます)
講師
- クンチョック・シタル(ポタラ・カレッジ副会長・主任講師)
費用
- 4,500円(正会員・賛助会員)/5,000円(準会員)/6,000円(一般)
参加資格
- どなたでも御参加いただけます(要予約)
会場
- チベット仏教普及協会<ポタラ・カレッジ>東京センター
※会場への行き方
- 申込方法
- Eメールにて申し込むこともできます。また、郵送、ファックス、電話でも結構です。
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