『大日経』は、日本密教の所依の聖典としてよく知られていますが、チベット密教でも行タントラを代表する経典として重要視されています。
特に、ツォンカパ大師は『真言道次第(ガクリム)』第三章で、『大日経』の教説をもとに、密教全体に共通する本尊瑜伽と空性修習の基礎理論を展開しています。しかし、今日のチベット仏教の世界で、『大日経』に関する灌頂や伝授などが実際に行なわれる機会は、非常に稀なことです。
本講演では、『大日経』の位置づけ、その教理と実践の特色、本尊大日如来の在り方について、チベットの伝統教学と日本の近代密教学の両面から考察したいと思います。
- 日時
- 2003年2月11日(月・祝)
午前11時〜午後5時(途中1時間昼休みを設けます)
講師
- クンチョック・シタル(本会副会長・主任講師)
費用
- 4,500円(正会員・賛助会員)/5,000円(準会員)/6,000円(一般)
参加資格
- どなたでも御参加いただけます。(灌頂不要・要予約)
会場
- チベット仏教普及協会<ポタラ・カレッジ>東京センター
※会場への行き方
- 申込方法
- Eメールにて申し込むこともできます。また、郵送、ファックス、電話でも結構です。
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