12月15日(日)の京都教室は、ゲシェー・ソナム師がダライ・ラマ法王の伝授を受けるために
インドへ行くことになったので、代わりに斉藤が担当させていただきます。それに伴い、
当日の講義のテーマを本来の内容とある程度関連を持たせながら、次のように設定したいと思います。
皆様のご参加を、心よりお待ちいたしております。会場は和敬精舎、費用は通常の京都教室
定期講習会と同じ取り扱いです。
- 1.菩提心と顕密の修道論
2002年12月15日(日)午前11時〜午後1時
『入菩薩行論』の眼目である「菩提心」について、世俗菩提心・勝義菩提心の両面から復習します。
顕教の修道論として、小乗と大乗の五道を概観し、これと菩提心との関連を検証します。そうした
枠組みを前提に密教の門へ入ることの意味を考えて見ましょう。無上瑜伽タントラの文脈から
捉え直した菩提心についても少しだけ言及する予定です。
2.本尊観想の理論と技法
2002年12月15日(日)午後2時〜4時
「金剛サッタの浄化法」の最初の部分を材料に、密教的な瞑想における本尊の生起法を考察します。
仏教認識論も交えつつ、「本尊を観想する」ということの仕組みを、理論的・実践的に究明したいと
思います。それを踏まえたうえで、「金剛サッタの浄化法」を実修してみましょう。
テキストとして、ゲシェーソナム『チベット密教の瞑想法』を使用します。
3.チベット文『般若心経』を読む
2002年12月15日(日)午後4時15分〜5時45分
『般若心経』の主要な部分を、チベット語で読解してみましょう。それによって、重要な仏教用語
に触れ、経典の表現形式に慣れ親しむことを目指します。語学力に全然自身がなくてもOKです。
ゲシェー・ソナム、クンチョック、斉藤『チベットの般若心経』(春秋社)をテキストとして用います。
お問い合わせは、チベット仏教普及協会<ポタラカレッジ>
東京センター斎藤保高
tel/fax 03-3251-4090
休館日・時間外は、tel/fax 03-5930-4060
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