2002年秋の集中講義
「倶舎論の概要」

 
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 ヴァスバンドゥ(世親)の『阿毘達磨倶舎論』は、説一切有部や経量部の説をもとに仏教の基礎学を まとめた大論書で、チベット仏教でも日本仏教でも重視されています。例えば、チベットの僧院教育で 最初に学ぶ「ドゥータ」という入門課程も、この『倶舎論』などを一つの拠りどころにしています。

 それゆえ、『倶舎論』をよく学ぶならば、チベットと日本双方の仏教に共通する論議の土台について、 理解を深めることができるのです。

 本講義では、『倶舎論』の全体像を概観したうえで、仏教の世界観(器世間と有情)、煩悩と業などの テーマに焦点を絞り、できるだけ平易に説明したいと思います。

 もとより、日本でも「唯識三年、倶舎八年」というし、チベットの僧院教育でも『倶舎論』を徹底的に 学習しなおすのは最上級課程に至ってからです。本講義を一つのきっかけとして、これから気長に 『倶舎論』に取り組んでゆけば、仏教の理解と実践をより豊かなものにできるでしょう。

日時
2002年9月23日(月・祝)
午前11時〜午後5時(途中1時間昼休みを設けます)


講師
クンチョック・シタル師


費用
4,500円(正会員・賛助会員)/5,000円(準会員)/6,000円(一般)


参加資格
どなたでも御参加いただけます。(要予約)


会場
チベット仏教普及協会<ポタラ・カレッジ>東京センター
※会場への行き方

申込方法
Eメールにて申し込むこともできます。また、郵送、ファックス、電話でも結構です。
参加御希望の方はこちらへ

 
 
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