インドの聖者シャーンティデーヴァ(寂天)が絶妙な韻律と鋭い論理を駆使して大乗仏教思想の真髄を説いた
『入菩薩行論』・・・。その眼目は、一切衆生を救うために仏陀の覚りを目指す菩提心であり、
菩提心を発した修行者−菩薩−の実践は、布施・戒律・忍耐・努力・禅定・智慧(般若)でという
六波羅蜜を通じた利他行です。
今回の集中講義では、この『入菩薩行論』を最初から順に説明し、併せて伝統的な口伝を授けます。
前半のA日程では、感動的な第1章「菩提心の利益」をはじめ、第2章「罪の懺悔」、第3章「菩提心の受持」
、第4章「菩提心の不放逸」、第5章「正知の守護」を解説・伝授します。ここまでの部分は、内容として、
大乗の信心、七支分、発菩提心、菩薩戒、布施波羅蜜、持戒波羅蜜などを説いています。
後半のB日程では、『入菩薩行論』のなかでもとりわけ印象的な第6章「忍辱波羅蜜」をはじめ、
第7章「精進波羅蜜」、第8章「禅定波羅蜜」を解説・伝授します。なお、難解な第9章「般若波羅蜜」
と最終章「廻向」は、来年の春頃に実施する予定です。
※『チベット仏教 菩薩行を生きる』(ゲシェー・ソナム/西村 訳・註、大法輪閣)
- 日時
- A 2002年9月15日(日・祝)〜16日(月・振替休日)
- B 2002年10月12日(土)〜14日(月・祝日)
いずれも午前11時〜午後5時(途中1時間昼休みを設けます)
講師
- ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師
費用
- A (2日間)
9,000円(正会員・賛助会員)/10,000円(準会員)/12,000円(一般)
- B (3日間)
13,000円(正会員・賛助会員)/15,000円(準会員)/18,000円(一般)
参加資格
- どなたでも御参加いただけます。(要予約)
会場
- チベット仏教普及協会<ポタラ・カレッジ>東京センター
※会場への行き方
- 申込方法
- Eメールにて申し込むこともできます。また、郵送、ファックス、電話でも結構です。
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