ツォンカパ大師(チベット仏教ゲルク派宗祖)の「真言道次第論(ガクリム・チェンモ)」は、インド伝来の正統密教の教理・実践体系を再構成した論書として有名です。その中では、まず顕教と密教の関係や四部タントラの分類を考察し、続いて所作、行、瑜伽という三部タントラの実践次第を説いてから、無上瑜伽タントラに関しては地儀軌、曼荼羅、灌頂、生起次第、究竟次第の順で多角的かつ詳細な解説が展開されています。それゆえ、「真言道次第論」をよく学べば、チベット密教全体の教理・実践体系を正しく習得することができるのです。本講演では、「真言道次第論」の難解な内容を、できるだけ分かりやすく整理・概観したいと思います。 参考書:高田仁覺著『インド・チベット真言密教の研究』密教学術振興会(高野山大学)『大乗仏典』中国・日本編15『ツォンカパ』御牧克己ほか訳、中央公論社
- 日時
- 11月23日(金、祝)午前11時〜5時(途中1時間昼休み)
講演
- クンチョック・シタル師
費用
- 4,500円(正会員・賛助会員)
5,000円(準会員) 6,000円(一般)
参加資格
- 会員・非会員の区別なく、どなたでも御参加いただけます。
会場
- チベット仏教普及協会(ポタラ・カレッジ)東京センター
- 申込方法
- Eメールにて申し込むこともできます。また、郵送、ファックス、電話でも結構です。
参加御希望の方はこちらへ
|