五体投地のやり方

 
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 チベットに行かれたことがある方は、寺院で多くのチベット人が、全身を地に投げ伏してお祈りしているのを御覧になったことがあるでしょう。そのように、両手・両膝・額という身体の五部分を地に付けて平伏し、仏や高僧などに礼拝することを「五体投地」といいます。

 五体投地は、チベット仏教の修行の基礎中の基礎です。正しい方法をマスターしましょう。

五体投地アニメ

五体投地1  
 
1 まず直立して、胸の前で蓮華合掌する。
五体投地2  
 
2 この蓮華合掌を頭頂へ持ってゆく。
五体投地3  
 
3 蓮華合掌をそのまま眉間に降ろす。
五体投地4  
 
4 蓮華合掌をさらに咽に降ろす。
五体投地5  
 
5 蓮華合掌を胸の前へ戻す。
五体投地6  
 
6 続いて、地面へ平伏する動作に入る。
五体投地7  
 
7 両膝と両手を地面につく。
五体投地8  
 
8 額も地面に付ける。
五体投地9  
 
9 あまり間を置かずに立ち上がる。
五体投地10  
 
10 再び胸の前で蓮華合掌。

●ポイント●

 以上の1〜10を1回と数えて、3回・7回・21回・108回など、適当な回数を繰り返す。最後に、1〜5をもう一度行ない、礼拝の修行を終える。
 その間、動作が緩慢になったり、身体が揺れて斜め向きになったりしないよう、気をつけなければならない。


『実践・チベット仏教入門』(春秋社)より



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